これが日本の夏祭り
Vol. 61
花火の音。踊りの輪。屋台の煙。
思いうかべるだけで、わくわくする。
日本には、夏を彩る祭りがたくさんある。
歴史もいろいろ。形もいろいろ。
見て、参加して、そしていっぱい食べちゃおう!
祭りの屋台でしか食べられない、あの味、この味、盛りだくさん!
楽しく、美味しく、人と人とがつながって。
これが日本の夏祭りだ!
祭り
ねぶた祭り
8月2日~7日(青森県)
歴史上の人物などをもとに作った、「山車燈籠」は、見とれるほど、豪華。ゆっくりと市内をパレード。花笠をかぶって、たすきを身につけた「ハネト」とよばれる人たちが、「ラッセラー、ラッセラー」と勇ましい掛け声で、祭りを盛り上げる。ハネトの衣装はレンタルもあるから、見るだけでなく、参加することもできちゃう! 2007年8月には、LA小東京の「二世週祭」に初参加した。見たことある、という人もいるかな?
仙台七夕祭り
8月6日~8日(宮城県)
青森ねぶたと並ぶ、日本の東北三大祭りのひとつ。メインの笹飾りは、10メートルを超える竹を、毎年、山から切り出して作る。そのほか個人で作るもの、会社や商店街などで作るものなど、工夫をこらした七夕飾りは、街のいたるところに! その数は、合計3000本! ともいわれているよ。観光客も、短冊に願い事を書いたり、飾りづくりを体験できる。今年の二世週祭でも南加州の宮城県人会が中心となって、集めた七夕飾りが見られるよ。
祇園祭り
7月1日~31日(京都府)
祭りの始まりは、流行り病がなくなることを祈願したもの。なんと、1000年以上の歴史がある。祭りの期間が一か月!と長いのも、祇園祭りならでは。この間に様々な神事やイベントが行われる。中でも、「山鉾巡業」は見逃せない。提灯で飾った32基の「山鉾」とよばれるゴージャスな山車が、大通りをパレードする。祇園祭最大の行事で、祭りの興奮は最高潮に!!
阿波踊り
8月12日~15日(徳島県)
この4日間に、人口26万人の徳島市に135万人の観光客が押し寄せるというから、スゴい! 街はもう、踊り一色!! 日本経済新聞のアンケートでも、「観光客が参加できる祭り」の人気№1。400年の歴史があって、世界にも知られる、阿波踊り。「踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら踊らにゃ損、損・・」が合言葉。踊りのグループは「連」とよぶ。上手な連の踊りを見るのも楽しいけれど、ここはやっぱり、一緒に踊るしかないでしょ。
花火大会
夜の闇に、ドドーン、と開く花火。日本の夏は、これがなくっちゃ! 夏の間に日本各地で2000以上の花火大会が催されるんだ。中でも人気の花火大会を紹介しよう。
隅田川花火大会
7月末の土曜日(東京都)
日本で一番古くからある花火大会。毎年100万人の人が見に来る。花火コンクールもあって、他とは一味違う花火がみられる。
神明の花火大会
8月7日(山梨県)
市川三郷町の花火は、昔、「日本三大花火」のひとつ、と言われていた。もともとは火薬を作っていた町。今では「花火の町」として知られている。
諏訪湖花火大会
8月15日(長野県)
広い湖ならではの全長2kmのナイアガラ花火は、絶対見たい! まわりを山に囲まれているから、音が響いて、驚きの迫力。