あなたにおくる、最高級和食材
Vol. 64
和食には、箱庭のような日本の四季折々が、そのままぎゅっと凝縮されている。海の恵み、山の恵み、季節ごとの旬の恵み。その新鮮な持ち味を生かすため、調理法や味付けは、いたってシンプル。つまり、食材そのものの味や質が、料理のおいしさを左右することになる。
だから和食のシェフは、厳しい目で食材を吟味する。そんな彼らに選ばれるのが「高級食材」とよばれる、ワンランク上の、特別な食材だ。
生産量が少なくて、希少な物
大トロ、雲丹など
特別な種類や特別な育てかたをする、ブランド価値のある物
和牛、夕張メロンなど。
スーパーではなかなか手に入らない、日本が誇る高級食材。味も値段も超一流の、特別に選ばれた食材だから、それを口にできるのは、グルメで本物の味がわかる、あなただけ。和牛に大トロ、とくれば、これはやっぱりあなた自身で、その価値を味わってみなくちゃ!
大切な人や家族と、しみじみ美味しさを味わうのも素敵だし、友達やビジネスの相手とだったら、会話が弾む糸口になって、あなたへの評価も、一気に高まることまちがいなし!!
さあ、究極のおいしさを味わいにでかけよう。
これが和食の、高級食材だ!
和牛
神戸ビーフ、松阪牛に代表される、きめ細かい霜降りがキレイにはいった美しい牛肉。口の中でジュワーッととろける食感、あふれでる旨味は、最高の和牛だけが持つものだ。和牛を名のれるのは、黒毛和牛をはじめとする4品種のみ。手のこんだ飼育方法のため食用になるまでに時間がかかり、大量生産ができない、まさに牛肉のダイヤモンドだ。中でも、日本の厳しい格付けランクで最上級のA5となると、日本でも超希少品。それが味わえる店が、LAにもあるのだ! これはもう、行くしかない。
大トロ
きめ細かい肉質と濃厚な旨味。贅沢に舌にとろける脂。極上天然本マグロの大トロは、養殖ものでは味わえない甘味が絶品! 寿司ネタとしても「超」がつく高級食材で、日本の築地の初セリで競り落とされた大トロの寿司は、一貫一万円になることも。天然ものはいつでもあるわけではないので、巡り合ったら、絶対食べてみたい。
雲丹
日本だけで100種類を超える雲丹がある中、食用とされているのは、ほんの数種類。漁獲量も少ないので、希少価値の高い高級食材だ。蒸し雲丹や練り雲丹もいいけど、やはり生が一番。金色に輝く天然雲丹は、トロリと舌に柔らかく、噛めば濃厚な旨味がほとばしる。雲丹は昆布をエサとするので、上質な昆布の産地の雲丹は、まちがいなくおいしい!
ノドグロ
赤ムツともよばれる。日本の有名人が何人も、グルメ番組で「おいしい」と、大絶賛したことで、人気に火がついた。市場でも最も高値がつく魚のひとつだ。白身で、脂が身の中に混ざりこんでいるので、刺身は絶品! 舌にすいつくようなキメの細かさで、口の中でとろける味わいになる。「白身のトロ」とよばれる味を、堪能しよう。
松茸
和食の世界では「高級」の代名詞、松茸。傘が開ききってしまうと香りも味もおちるため、地表からわずかに顔を出したところを採取しなくてはならないので、難しい。しかも人工栽培が難しく、天然ものが頼りだから、いきおい希少なものになる。旬は秋。土瓶蒸しや松茸ご飯などで豊かな香りを満喫したい。
日本へ行ったら絶対食べたい!
日本で食べられる高級魚
フグ
日本では冬の味覚の王様。旨味成分をたっぷり含むので、他の魚とは、コクが段違い!
刺身は、皿の模様が透けて見えるほど薄く切る。その美しさは、必見。まさに芸術品だ。
クエ
天然ものは、幻といわれるほどの希少品。弾力のある歯ごたえと、淡白なのに、脂ののった独特の味わい。クエを一度味わったら、他の魚は食べられないかも。
超高級、絶品フルーツ
夕張メロン
見事、といいたいほどキレイな網目。日本の市場で2個250万円の価格がついたこともある。とろける甘さの極上果汁は、絶品!
黒スイカ
真っ黒な皮の中に真っ赤な果肉。甘い果汁が滴るほどたっぷり! 最高価格は1玉65万円。その価値は、食べて知るべし。