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J-SPECIAL

おいしいご飯を食べよう

Vol. 68

おいしいご飯を食べよう

豊かな自然に育まれた、つやつやと美しい米。

これを炊いたご飯は、様々な栄養素をバランスよく含む、理想的な主食として、今、世界でも大注目。

新米も出回り始めるこの季節、ご飯をもっともっと美味しく食べるための知識や裏技を、J-goods発、あなたへ。

 

第一章  美味しい米選びと保存

その1、美味しい米を選ぼう

日本で美味しいとされる米は、艶とねばりがあり、香りがよく、甘味があるもの。人気の品種はこれだ!

コシヒカリ

日本の一番人気。米全体の収穫量の実に4割近くを占めている。

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ひとめぼれ 

コシヒカリに次ぐ人気の品種。どんなおかずにも合う、味のよさ。

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あきたこまち

ねばりが強く、米に美しい光沢がある。おにぎりやお弁当に。

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ミルキークイーン 

冷えても固くならないので、おにぎりなどにおすすめ。

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また、同じ銘柄でも、生産地によって味がかわったりするから、自分好みを探してみよう。白米と玄米を混ぜたり、もっちりした食感が好みの人は、白米にもち米を混ぜて炊く、といったオリジナルブレンドもおすすめ。いずれの米も、見た目の粒の大きさが揃っていて、精米日から日が浅い物を選ぼう。日本では精米したての米ほどおいしいとされていて、家庭用の小型の精米器も販売されているほどだ。

白米

玄米を精米して、種皮と胚芽を取り除いたもの。最も多く食べられている。

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玄米

収穫した状態から、もみ殻だけを取り除いた米。白米の6倍の鉄分、2倍のカルシウムを含む。

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発芽玄米

玄米に水を吸わせて芽を出させたもの。「GABA」という栄養成分は玄米の2~3倍。

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もち米

ふつうに食べる米とは、含まれるデンプンの成分が違うため、色が白く不透明。

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その2、美味しく保存しよう

米は長期間保存することができる、すぐれもの。けれど保存方法がよくないと、味が悪くなってしまう。ちなみに米の四大天敵は、湿気、高温、害虫、匂い移りだ。これらを防ぐには!

・袋から出し、ふたが閉められる容器にいれる。

・日があたらない、涼しい場所で保管する。(冷蔵庫でもOK)

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第二章  美味しいご飯の炊き方

ふっくら、つややか。口にふんわりと広がる甘味。美味しさを左右するのは、研ぎ方と水加減。これをマスターすれば、今日からあなたの家のご飯も、ワンランク上の味わいに!

<炊飯器で炊こう、究極のご飯>

  1. 量る: 計量カップを使って、きっちりと。
  2. 洗う: 米を洗うのは、糠や汚れを落とすため。糠を落とさないと、ご飯が臭くなってしまうので丁寧に。
  3. 浸す: 米の中心まで水が染み込んでいると、炊き上がりふっくら! でも染み込みすぎると水っぽいご飯になるので注意。30分程度が目安。
  4. 炊く、蒸らす: 指定の分量の水をいれて、スイッチオン。蒸らしは美味しさの最重要ポイント、湯気がご飯全体を包んで、ふっくらさせてくれるまでじっくり待とう。
  5. 混ぜる: 釜、鍋の上下、真ん中では炊け具合が違うから、混ぜて均一にしよう。その際、余分な湯気が蒸発することで、ご飯はさらに美味しくなる。
  6. 保存する: 炊いたご飯を保存するなら、冷蔵庫より冷凍庫! 冷めて固くなったご飯はでんぷんの質が変わって味がおちてしまうけれど、一気に冷凍することで、それを防ぐことができるのだ。

※試してみよう

使う水の種類によっても、炊き上がったご飯の味は違ってくる。ちなみに最もおいしいのは、その米を育んだ、産地の水で炊くことなのだとか。

 

第三章  炊飯器の価格と美味しさは比例する

いまどきの日本の炊飯器は凄い。最もおいしいとされるのは、かまどで炊いたご飯だが、

その究極の味を目指して、各社がしのぎを削っている。

内釜にこだわる

内釜の内部にプラチナナノ粒子をコーティング。水質を弱アルカリ性にかえることで、

ご飯の甘味が15%アップ。

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IHで高加熱

130℃の強火で加熱。さらに110~115℃の高温で蒸らすことで、甘味を引出しながら炊き上げる。

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圧力を加える

加圧と減圧を繰り返すことで、釜の中に爆発的な対流がおこり、米が一粒一粒、ふっくらと炊ける

などなど、各社こだわりの、美味しくする技術が満載。日本では最新技術を駆使した、10万円を超える炊飯器も、珍しくない。

「でも、高価な炊飯器ほど、ご飯って美味しく炊けるの?」そう思ったあなた、その答えは、日本の炊飯器なら「YES!」だ。

さぁ最高の炊飯器を手に入れて、あなた自身の舌で確かめてみよう!

プロに聞いた

美味しい炊き方、一工夫

Koshu

Owner Chef

Mr. Hajime Koshu

Koshu

米の量も水も、しっかり計って炊く、これが大切。うちは寿司飯を作るときも、炊きあがりからタイマーをかけて蒸らす時間を計ってから、酢を混ぜていますよ。

Iccho

Executive Chef

Mr. Tomo

iccho

お米の洗いすぎは良くないね。今は精米技術も進んでいるから、米は軽くさっと洗う程度。

最初の水はすぐ捨てて、あと1、2回水を替えるくらいかな。

Makomae

Owner Chef

Mr. Mako Nabeshima

Makomae

アメリカのお米は水分が少ないので、洗った後に30分以上浸水していますよ。お米の状態によっては、1時間くらい浸す時もあります。

Hondaya

Executive Chef

Mr. Otaki

お米を洗ったらざるに上げ、水を一回切って30分くらい置いておくんですよ。その後、水をいれて20分くらいしてから炊く、そうすると美味しく仕上がります。