見て楽しい、聞いてなるほど
お得感いっぱい!
日本の工場見学にいこう
Vol. 79
今、日本で観光スポットとしても大人気なのが、工場見学。食事付きのところあり、お土産付きあり、体験あり。しかも原則、見学無料! うっとりするような職人の技を間近に見られるものや、ドキドキするような最新技術を目の当りにできるものなど、工場見学には、ものづくりにこだわる日本の魅力がいっぱいだ。中には見るだけでなく、5時間以上かけてじっくりと体験、食事、買い物まで楽しめる参加型や、申し込み倍率が50倍を超える超人気のものも。企業側にとっても、自社のこだわりや安全性、商品のアピールができるとあって、見学に力をいれているところが多いのだ。
友達同士で、カップルで、家族でと、日本ではレジャーをかねて、気軽に出かける。子供といっしょに行けば、楽しみながら学べて、一挙両得!?「この機械は何?」「これはどうやってできてるの?」、そんな子供の好奇心を満たすには、実際に見て、体験するのが一番! 長期の休みや週末には「親子で工場見学」をテーマにした旅行会社のツアーもたくさんあって、すぐいっぱいになってしまう、人気のコースもあるのだとか。
食品、化粧品、機械、乗り物などなど、様々な業種で工場があるが、見学できるところが多いのは、食品関係。食品工場では、そこでしか食べられないフレーバーや、できたてのものが味わえたりと、ワクワクがいっぱい! こんにゃくパーク(群馬県)、シャトレーゼ(山梨県)、かねふく明太パーク(茨城県)、などでは、実際に商品ができる工程を見学したあと、なんと、無料で試食ができる。こんなに得しちゃっていいの!?と、思わずさけんでしまいそうだ。
乗り物工場にハイテク機器を見に行くのも楽しい。日産自動車(神奈川県)、ANA(東京都)などでは、先端技術を駆使した新型機が、すぐそばで見られて、大興奮! 最新の技術をささえる、人の努力や知恵に感動したり、驚いたり。
そのほか、オリジナル商品の製作体験ができるものや、他では買えないお土産がついてくるものなど、日本の工場見学は、見て楽しい、聞いてなるほど、の、まるで体験型テーマパーク!
観光地を巡るだけではない、新しい日本の魅力を発見できるかも。
おなじみの商品ができるところを、見に行こう!
J-goods登場の各社でも、工場見学、大歓迎
サッポロ(北海道、千葉県、大分県)
こだわりの原料から、サッポロビールができるまで。その旨さの秘密を、映像や工場見学でたっぷり体感。ビール作りを学んだあとは、それぞれの工場イチオシの、できたて生ビールをテイスティング!
キッコーマン(北海道、千葉県、兵庫県)
もろみが熟成する様子や、醤油作りが詳しく学べる上に、うれしいお土産付き。館内のカフェでは、醤油を使ったソフトクリームなどのメニューが食べられるほか、煎餅焼き体験なども楽しめる。
白鶴(兵庫県)
日本酒の聖地、灘の風情ある街並みの中に、昔ながらの酒蔵を再現。酒造工程をそのまま保存した。日本酒造りの貴重な資料も見ることができる。ここでしか味わえない搾りたての純米原酒は格別! 他6種ほどのきき酒もできる。