涼しい、カワイイ、おいしい!
夏を楽しむJapanese Style
Vol. 80
夏ならではのオシャレ。夏ならではのインテリア。
さあ、この暑さを楽しんじゃおう!
もともと湿度が高く、夏が暑い日本には、涼しく暮らす知恵や工夫がいっぱい。
先人の知恵+ハイテク技術で、夏をのりきるJapanese Styleのあれこれ。
あなたの暮らしに取り入れられるものも、あるかも?
衣
感動の着心地、ハイテクインナー
発売から9年で、2億5千万枚!を売り上げたのが、UNIQLOの「Airism」。通気性がよく、ムレにくく、肌触りがいいインナーやアウターのラインナップは、夏の大ヒット商品に。衣料品各社も相次いで参入し、消臭機能や、ひんやり触感をうたうものなど続々登場。日本のハイテク技術を極めたインナーの、感動の着心地を試してみよう!
夏のオシャレは、浴衣でキマリ
夏限定の着物、浴衣。着物よりカンタンに着られて、色も柄も豊富。夏祭りや花火大会に、浴衣を着て出かけるなんて、最高に粋! 日本には手ぶらで行って、気付けからヘアメイクまですべておまかせの、レンタルショップもたくさんある。日本に旅行するときのお楽しみにプラスしてみては?
食
えっ、夏限定のプレミアシート?
日本の料理店の中には、夏になると川の上や川の見える位置に床を作り、そこで料理を提供する店がある。「川床」とよばれる、このプレミアシート、水の上を渡る風が最高に涼しく、マイナスイオンたっぷり。竹で作った樋の中に、素麺を流す、夏限定料理「流しそうめん」も、日本に行ったら見逃せない。
目にも涼しい、夏のスイーツ
和菓子はもともとカワイイけれど、夏の時期は寒天やところてん、葛などを使った、透き通った菓子が店頭に並ぶ。見た目も涼しく、つるんとした喉越しが、暑い日にはうれしい。手土産にしてもよろこばれそう。
夏に効く 伝統の味
作ってみよう カンタン! 梅ジュース
クエン酸とポリフェノールたっぷりの、爽やかなドリンク。水や炭酸で割って飲むとおいしいよ。
材料
梅2 lb
氷砂糖 2 lb
蓋つきの瓶
- 梅は良く洗い、自然乾燥させるか、水分をふきとったあと、ヘタを取り除く
- 煮沸した容器に梅と氷砂糖を交互に入れる
- 涼しい場所に保管し1週間から10日で砂糖が溶けたら出来上がり
住
風を感じて
日本の夏の風物詩、風鈴。鉄、ガラスなど、素材も色も形も様々え。風に鳴る風情が愛らしくカワイイ。風を送る団扇や扇子も、オシャレ。扇子は小さくたたんでバッグにしまえるから超便利! インテリアショップやDAISOで好きな柄を探してみて。
かき氷で頭を洗う店!?
日本には、かき氷で頭を洗ってくれる店がある!? そう、かき氷の上に、シロップにみたてたシャンプーをかけて、それで豪快に頭を洗う、通称「冷やしシャンプー」。日本の夏は熱いから、近年、夏限定のこのメニューがあるヘアサロンがふえている。火照った頭皮をクールダウン。あなたもお家でチャレンジしてみる?
そのほか、すだれを使って、窓から風を入れつつ直射日光を遮る。夕方、家の周りに水をまいて、気化熱で地面の温度を下げる。水をはった器に足だけつける「足水」なんていうのも、伝統のJapanese Style。「暑いー」と思う日は、ぜひお試しを。